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二級建築士国家試験は「学科試験」と「設計製図試験」の2段階で構成されており、両方の試験に合格する必要があります。令和7年度の合格率は、学科試験:40.9%、設計製図試験:46.4%と、難関試験の一つとされています。
二級建築士に合格すると、木造建築だけでなく、RC造、鉄骨造などさまざまな建築物の設計・工事を担当できます。戸建住宅や小規模店舗、クリニックなど、一般的な建築物のほとんどが業務範囲に含まれるため、多様なプロジェクトに従事できるようになります。
本校では、在学中の二級建築士国家試験合格を目指す「建築士専攻学科(※)」を2025年に新設し、第1期生が国家試験に挑み、3名の学生が合格いたしました。
※1年課程、本校「大工技能学科」および「建築デザイン学科」を卒業見込みの方対象

①安西さん(山形県立村山産業高等学校 → 仙台工科専門学校建築デザイン学科卒業)
― 二級建築士国家試験合格を受けて、率直な感想をお聞かせください
二次試験では、例年の傾向と違った課題の要求条件が出たのでとても苦労しました。製図練習の時はしなかったミスをしてしまい結果が不安でしたが、合格を知りホッとしました。
― 合格の鍵はなんだったと思いますか?
合格の鍵は、その日の授業内容を家で少しでも見返し、忘れないよう意識したことです。1日やっただけ、1回やっただけでは、なかなか知識は定着しないと思うので、繰り返しの学習が大切だと思います。建築士専攻学科では、1日中同じ教科を学ぶため、集中力の維持が大変でしたが、継続が力になりました。
― 卒業後に働きながら挑戦する道もあったと思いますが、進学を選んだ理由は?
仙台工科に入学した時から建築士の受験はするつもりだったのですが、やはり働きながら学科も製図も対策をするのは自分にとっては難しいと感じ、1年間受験に集中して二級建築士を取得してから就職をする方が自分に合っていると思ったからです。9月で国家試験が終わったので、10月からはBIMや建築応用演習など、実務につながる力を身につける授業を受けることができました。そういう意味でもやはり専攻学科に進学してよかったと感じています。
― 今後の目標と、これから二級建築士をめざす方にアドバイスをお聞かせください
今後は設計事務所で働きながら、一級建築士合格を目指します。なるべく早く合格できるように、頑張りたいと思います。
国家試験対策は、最初は難しく感じても必ず慣れるので、心配せず挑戦してください!

②村上さん(宮城県白石工業高等学校 → 建築デザイン学科卒業)
―二級建築士国家試験合格を受けて、率直な感想をお聞かせください
合格を知った時は静かに喜びを噛みしめました。試験を受ける前は「大丈夫かな」と不安もありましたが、なんとかやり切れたかなと思います。
― 合格の鍵はなんだったと思いますか?
なかなか結果が出ず、成績が伸び悩んだ時期もありましたが、苦手な構造力学を克服するため、学校だけでなく家でも毎日3〜4時間の予習・復習をコツコツと学習を続けました。最後まで諦めずに継続できたことが、合格に結びついたと感じています。
― 卒業後に働きながら挑戦する道もあったと思いますが、進学を選んだ理由は?
就職の前に資格を取っておいた方がいいと思ったからです。働きながら国家試験合格をめざすのは難しいと考えていたので、基礎からしっかりと固めることができた建築士専攻学科は、私にとって最高の環境でした。
― 今後の目標をお聞かせください
設計会社で、設計職として働きます。国家試験に合格したと言っても正直まだまだ知識不足です。まずは早く現場の役に立てるよう精一杯頑張ります!

③田中さん(宮城県佐沼高等学校 → 建築デザイン学科卒業)
―二級建築士国家試験合格を受けて、率直な感想をお聞かせください
正直あまり手ごたえがなかったので、合格を知った時は驚きました。家族もとても喜んでくれたので、頑張って良かったなと思いました。
― 合格の鍵はなんだったと思いますか?
合格の決め手は、どんなに難しくても製図を最後まで書ききったことだと思います。建築士専攻学科では、学科試験対策授業に加え、放課後に手書き製図練習を行うなど、大変な時期もありましたが、諦めずに続けて本当に良かったです。
― 今後の目標と、これから二級建築士をめざす方にアドバイスをお聞かせください
今後は、ハウスメーカーで働きます。最初は営業からのスタートとなりますが、建築士の知識を活かし、お客様を笑顔にできる存在になれるよう頑張ります。
国家試験は、なによりも諦めずに最後までやり切ることが大切だと思います。モチベーションを保って頑張ってください!













