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仙台工科専門学校 情報システム学科・高度情報システム学科の学生による「企業コラボ実習」の要件定義のプレゼンテーションが行われました。
「企業コラボ実習」は、北杜学園グループ企業との連携授業です。
1月にスタートした本実習では、3~4名のチームに分かれた学生たちが、グループIT企業 株式会社システムロードの現役開発者をチューターに迎え、実際の企業案件をベースにした課題について「要件定義」に取り組んできました。
今回のプレゼンテーションでは、その成果を発表。
実務を行っている現役開発者からの専門的な質問にも答えながら、システム開発における上流工程の重要性を実践の中で学びました。
実際の企業案件をベースにした課題に挑戦

今回学生たちが取り組んだのは、株式会社システムロードが実際に手がけた企業案件をもとにカスタマイズした「予約管理システム」の開発です。
ある企業では、会社の備品の管理に多くの課題を抱えていました。
- 同じ時間に同じものを複数の人が予約でき予約が重複してしまう
- 予約表(PDF)が更新されず、最新の状況が分からない
- 予約の時間単位が使いづらく、業務が非効率になっている
- ノートパソコンの充電不足で、貸し出し時に使えない
- 会議室と営業車を同時に借りることができてしまい、スケジュールに矛盾が生じる
などこうした複数の課題を、どう一つのシステムで解決するか。
教科書には載っていない、現場のリアルな課題。学生たちは、この課題に対してどんなシステムを作るべきか、チームで考え抜きました。
なぜ「要件定義」が大事なのか

システム開発では、プログラミングを始める前に、「何を作るのか」「どんな機能が必要なのか」を明確にする必要があります。
この工程を「要件定義」と呼び、システム開発の成否を左右する最も重要なプロセスの一つです。
要件定義が曖昧なまま開発を進めてしまうと、
- クライアントが本当に求めているものと違うシステムができてしまう
- 後から大幅な修正が必要になり、時間とコストが無駄になる
- 使われないシステムになってしまう
といった問題が起こります。
企業コラボ実習では、この「要件定義」を、実際の企業案件を題材に実践。教室で学んだ知識を、現場で本当に使える力に変えていきます。
学生たちは、まず企業の担当者役に直接話を聞くことからスタート。
「現在の業務フローはどうなっているのか」
「どこに課題を感じているのか」
「理想はどんな状態か」
「誰が、いつ、どう使うのか」
表面的な要望の裏にある本当の課題を引き出し、本当に必要な機能は何かをチームで考えていきました。
ヒアリングについては下記記事をご覧ください。
プロからの専門的な質問に答える

プレゼンテーションでは、各チームが企業課題に対する要件定義の内容を発表。
株式会社システムロードの現役開発者からは、実務の観点から専門的な質問が投げかけられました。
プログラミングをしているだけでは思いつかない、開発するシステムのコストパフォーマンスや運用面、拡張性といった視点。
学生たちは、その場で考え、答えながら、「システムを作る」ことの本質的な難しさと面白さに気づいていきました。
プログラミングの前に、考える力を

システム開発において、プログラミングスキルは欠かせません。
しかし、それと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが、
- クライアントの本当の課題を引き出す力
- それを解決するための最適な方法を考える力
- コストや運用、将来性まで見据えて設計する力
といった「考える力」です。
企業コラボ実習では、株式会社システムロードの現役開発者が、実際に手がけた案件をもとに課題を設定。実務の視点から学生たちに問いを投げかけます。
「なぜその仕様にしたのか」
「ほかの方法は検討したのか」
「本当にそれで問題は解決するのか」
失敗を恐れず、プロと対等に議論できる環境があるから、学生のうちから現場の感覚を身につけることができます。
今回のプレゼンテーションでの質疑やフィードバックを受け、学生たちは要件定義をブラッシュアップ。
今後は、設計・開発・テスト・納品と、開発プロセスの全工程を実際に体験していきます。
この一連の経験が、就職後の即戦力として評価される大きなアドバンテージになります。
実際の開発を、学生のうちから経験できる

仙台工科専門学校の企業コラボ実習は、学園グループ内にIT企業があるからこそできる、他校にはない実践型授業です。
現役のプロが実際に手がけた案件をベースに、現場の感覚を直接学べる環境で、本物の開発を経験してみませんか。
オープンキャンパスで企業コラボ実習を体験
実際にどんな実習をするのか、どんなスキルが身につくのか。
在学生や教員に直接聞けるチャンスです。
企業コラボ実習の模擬体験も実施しています。
















