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令和6年9月に開催された第63回技能五輪宮城地方大会の表彰式が、宮城県庁にて開催され、大工技能学科を令和7年3月に卒業した今泉凜香さんが「優秀賞」を受賞しました。本校が技能五輪で表彰されるのは、今回が初めてとなります。

大会名: 第63回技能五輪宮城地方大会
競技種目: 建築大工の部
受賞内容: 優秀賞
受賞者: 今泉凜香さん(令和7年3月 大工技能学科卒業)
現在の所属: 株式会社佐々木設計(青森県十和田市)
技能五輪は、満23歳以下の若手技能者が技術を競う全国規模の大会で、今回の宮城地方大会は全国大会への予選を兼ねた重要な競技会です。
建築大工の部では、限られた時間内で高度な技術と正確性が求められ、木組みの精度や仕上げの美しさといった技能が審査されます。

今泉さんは入学当初から「女性でも一人前の大工として現場を支えたい」という強い意志を持ち、在学中から木造建築実習・現場体験(企業実習)に積極的に取り組みました。
在学中は、「自分の手を使ってつくったものが形になって喜べた時に達成感が残る」と語り、実習では2階建ての住居をつくる経験を通じて、いつか自分の手で家をつくりたいという夢を膨らませていました。
「仙台工科で、さらに夢が広がった」と話していた今泉さんは、大工技術だけでなく、製図の授業を通じて設計の楽しさも知り、建築の幅広い分野に興味を持ちながら、2年間で着実に経験と技術を積み重ねてきました。
今泉さんは現在、地元の十和田に帰り、株式会社佐々木設計で設計技師として活躍されています。在学中に培った確かな技術を基盤に、設計という新たなフィールドでも力を発揮されており、今回の受賞を励みに、さらなる技術向上と業界での活躍が期待されます。

表彰式会場にて(左:今泉凛香さん 右:大工技能学科長・村上良太)
今泉さん、今回の受賞おめでとうございました。
本校では今後も次世代の技能者育成と女性職人の社会進出を支援してまいります。
大工を目指す皆さん、ぜひ本校で技術を磨き、次世代の職人として活躍しませんか。












