大工技能学科

- 2年制
- 定員40名
国家資格「建築大工技能士」の合格者を多数輩出。確かな大工技能の証を手に入れて、最短で職人になれる道へ。

- めざせる職業
-
- 建築大工
- 建築士
- 現場代理人(現場監督)
- 宮大工
- めざせる資格※
-
- 2・3級建築大工技能士
- 一級建築士
- 二級建築士
- 木造建築士
- 1・2級建築施工管理技士
- 1・2級建築施工管理技士補
- 建築CAD検定2・3級
特長

1年次はのこぎり、かんな、のみなど、大工道具について、刃物研ぎ等の基礎からしっかり学び、在来工法で一坪ハウス建築に挑戦。 2年次は原寸サイズの2階建て模擬住宅も建築します。それぞれの住宅建築の一連の流れを経験し、即戦力となる技能者を養成します。

大工工事を学ぶ上で、実際の建築現場を知ることはとても重要です。本校では1年次の9月に、県内外の工務店やハウスメーカーの協力を得て「企業実習」を実施しています。学校の授業では体験することのできない、建築現場の雰囲気や仕事の流れを体験することで、授業や将来の就職活動に役立つ知識を体得します。

確かな大工技能の証し「建築大工技能士」の合格者を多数輩出。木の特性を学習しながら、大工道具の使い方や木材の加工を実習を通して学びます。
二級建築士は実務経験免除で卒業後、すぐに受験可能。

設計や施工管理など、木造住宅の現場管理に必要な専門知識についても幅広く学びます。二級建築士は実務経験免除で卒業後、受験可能です。
学べる内容
人気の実習

学生だけで家を1棟建てる!模擬住宅の建築。
大工道具の手入れや使い方を基礎から学び、大工としての技術を身につけ、2年次には2階建ての模擬住宅建築に挑戦します。
ピックアップ授業

建築測量実習
建築工事も土地の測量図がないと始まりません。測量機器の操作や測定した数値の計算方法を学びます。

木構造設計製図
木造住宅の軸組(柱や梁などの主要な骨組)を計画します。

空間図法
透視図を作成し、立体感覚を養います。

建築CAD演習
設計で欠かせないCADの操作方法を学び、パソコンでの図面作成を行います。
2年間の流れ
- 4月
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- 入学式
- 5月
-
- 体育大会
- 8月
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- 夏休み
- 9月
-
- 松島ウォークラリー
- 10月
-
- 芋煮会・BBQ
- 12月
-
- 3級建築大工技能検定
- 冬休み
- 1月
-
- 建築CAD検定
- 3月
-
- 春休み
- 5月
-
- 体育大会
- 7月
-
- 上棟式
- 8月
-
- 夏休み
- 9月
-
- 松島ウォークラリー
- 10月
-
- 芋煮会・BBQ
- 11月
-
- 2級建築施工管理技術検定(第一次検定)
- 12月
-
- 2級建築大工技能検定
- 冬休み
- 3月
-
- 卒業式
- 卒業パーティ
めざせる資格・キャリア
仙台工科でめざせる7つの資格
- 01. 建築大工技能士国家資格
- 木造建築物の大工工事の施工に関わる技能を証明する資格です。墨付けや加工、組み立て等に関する知識と技能が求められます。
- 02. 一級建築士国家資格
- 商業ビルや大規模な公共施設など、用途・構造・規模等の制約を受けることなく全ての建築物の設計・工事監理を行うことができる資格です。
- 03. 二級建築士国家資格
- 主に住宅の設計・工事監理を行います。比較的小規模な(一定の制約の範囲内で)木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造の建築物の設計・工事監理を行うことができる資格です。
- 04. 木造建築士国家資格
- 延べ面積が300㎡以内、2階以下の木造建築物の設計・工事監理を行うことができる資格です。
- 05. 建築施工管理技士国家資格
- 建築工事における施工計画、安全管理、品質管理、工程管理など、現場を指揮・監督することができる資格です。
- 06. 建築施工管理技士補国家資格
- 建築施工管理技士を補佐する立場であり、この資格の導入により現場の人材不足の改善が期待されています。
- 07. 建築CAD検定
- 「CAD」を利用して建築図面を作成する技能や知識を認定する資格です。
資格取得の流れ
建築大工技能士
国家資格2級・3級建築大工技能士を実務経験免除で在学中に受験可能!

建築士
国家資格一級・二級建築士を大学より2年旱く受験可能!

建築施工管理技士
国家資格大学より2年早く2級第二次検定を受験可能!

東北の大都市「仙台」の地元企業から
厚い信頼を得ている本校。
有名・大手企業はじめ、
多くの企業で卒業生が活躍しています。
- 令和5年度卒業生 就職実績
- 100%
- 求人社数
- 462社
- 求人総数
- 4,435人
経験豊富な教員たち

本校の特長は、豊富な実習時間。1日8時間を週2回、年間約480時間にもおよぶ木造工作実習を行います。自慢の取り組みは、2階建て模擬住宅の建築です。建て方や、天井・外装・内装の仕上げなど、住宅建築のプロセスを実践的に学びます。クラスメイトとグループを組んで実習を行う中で、棟梁に求められる資質である「統率力」「協調性」についても養うことができます。また、製図の学習にも実践的に取り組み、住宅建築という「夢」を形にする感性や技術を兼ね備えた棟梁、建築士をめざします。


先輩インタビュー
在校生の声

建物をつくり、人や社会を動かす職人になる。
福島県/福島県立相馬農業高等学校 出身
子どもの頃はテレビの影響で建築士を志していましたが、高校生のときにインターンシップで地元の工務店の仕事を体験し、自分の手で材料を加工してものをつくる作業が楽しくて、大工になりたいと思いました。仙台工科への入学を決めたのは、宮床実習場で2階建ての模擬住宅をつくれるところに魅力を感じたからです。授業でも、材料を加工していく楽しさを変わらず感じていますが、インターンシップのときにつくった本立てと違い、建物をつくるための専門的な技術を学べることが充実感につながっています。将来は、災害が来ても安心して住めるような家をつくりたいです。そのためにも、ここで正確な作業ができる技術を身につけて、強度の高いものづくりができる大工をめざしています。
卒業生インタビュー

実習で身につけた基本を大切に、きれいな家づくりを極めていきたい。
秋田県立秋田北鷹高等学校 出身
岩手県盛岡市 株式会社北洲 勤務
新築の住宅を建てる現場で、床や骨組みをつくる「建方」と、床や天井や壁のボードを貼る「造作工事」を担当しています。仕事では一番に住むお客さまのことを考えていますし、自分が建てた住宅を見て喜んでもらえて、その住宅が長く残っていくことに魅力を感じています。
仙台工科では、経験豊かな先生方から手道具と電動工具の使い方を教わりましたし、実習を通じて道具を大切にする姿勢など、心構えまで身につけられたことが大きかったですね。大工を志したのは、小さい頃に父親の働く現場を見て、格好いいなと憧れたことがきっかけでした。職人としてキャリアを積み、今では自分が頭(リーダー)として後輩の大工に指示を出したり育成したりする役割も担うようになりました。
ひとりの職人としての腕も磨き続けながら、チームとしてお客さまに喜ばれるきれいな家づくりを極めていきたいと思っています。

実習で身につけた基本を大切に、きれいな家づくりを極めていきたい。
秋田県立秋田北鷹高等学校 出身
岩手県盛岡市 株式会社北洲 勤務
新築の住宅を建てる現場で、床や骨組みをつくる「建方」と、床や天井や壁のボードを貼る「造作工事」を担当しています。仕事では一番に住むお客さまのことを考えていますし、自分が建てた住宅を見て喜んでもらえて、その住宅が長く残っていくことに魅力を感じています。
仙台工科では、経験豊かな先生方から手道具と電動工具の使い方を教わりましたし、実習を通じて道具を大切にする姿勢など、心構えまで身につけられたことが大きかったですね。大工を志したのは、小さい頃に父親の働く現場を見て、格好いいなと憧れたことがきっかけでした。職人としてキャリアを積み、今では自分が頭かしら(リーダー)として後輩の大工に指示を出したり育成したりする役割も担うようになりました。
ひとりの職人としての腕も磨き続けながら、チームとしてお客さまに喜ばれるきれいな家づくりを極めていきたいと思っています。