建築デザイン学科

2年制/男女・定員80名

文部科学大臣認定「職業実践専門課程」
デザインセンスを多彩な実習で磨き、魅力的な提案で“夢”をカタチに

めざす職業

  • 建築士
  • 建築デザイナー
  • インテリアプランナー
  • 現場代理人(現場監督)

卒業後の主な就職先

  • 建築設計事務所
  • 総合建設会社
  • ハウスメーカー
  • 建築設備会社

建築デザイン学科の3つの特長

POINT 1 卒業後に一級建築士の受験資格が得られる!

本学科は一級建築士指定科目履修学科となっているため、卒業後に一級建築士を受験することができます。(合格後、免許登録には実務経験が4年必要です。)二級建築士は実務経験免除で、卒業後に受験、合格後に免許登録が可能です。

POINT 2 いろいろな建築物の設計課題に、基礎・基本から取り組める!

住宅・店舗・公共施設・家具など、さまざまな設計課題に挑戦することで、設計に関するスキルを幅広く身につけることができます。手描きの製図やCADの操作方法も基礎・基本から学べるので、初心者の方にも安心です。

POINT 3 選択授業で、より深く専門的知識を身につける!

2年生になると、「インテリア系」と「設計施工系」の選択授業で、より専門分野について深く学ぶことができます。建築・インテリアに関する幅広い知識を身につけ、魅力的な建築物をデザイン・プレゼンできる建築士をめざします。

めざせる資格

国家資格
一級建築士

卒業後すぐに受験可能。
※資格登録には実務経験4年必要。

国家資格
二級建築士

実務経験免除で卒業後、すぐに受験可能。

国家資格
木造建築士

卒業後、実務経験免除で受験可能。

国家資格
1級・2級建築施工管理技士 1級・2級建築施工管理技士補

1級・2級共に在学中に第一次検定受験可能。合格すると1級・2級建築施工管理技士補。
※1級・2級共に二次試験を受験するには実務経験が必要。(詳細は国土交通省HPをご確認ください。)

商業施設士

商業施設士補取得後、実技試験を受験可能。

商業施設士補

商業施設士補資格講習会を受講し、取得可能。

建築CAD検定

注目授業

  • 建築設計製図
  • 建築設計製図

    公共施設や商業ビルなどの大規模な建築物の設計にチャレンジします。

  • 表現技法


    表現技法

    インテリアの内装パースの描き方を学びます。

  • 商業施設設計


    商業施設設計

    物販店または飲食店などの商業施設のプランニング、インテリアから外装までのトータルなイメージの構築を行います。

  • デッサン造形実習


    デッサン造形実習

    建築やインテリアに必要な立体表現や陰影のつけ方を学びます。

  • 建築CAD演習


    建築CAD演習

    設計で欠かせないCADの操作方法を学び、パソコンでの図面作成を行います。

  • 住環境設計


    住環境設計

    敷地環境や家族構成などの条件をふまえ、住宅を設計します。

  • カラーコーディネート


    カラーコーディネート

    インテリアに必要な色の原理や表現方法について学び、組み合わせの選択など、配色の力を身につけます。

在校生インタビュー

  • 在校生インタビュー
  • Q.子供のころの夢は?
    A.インテリア関係の仕事


    Q.今の目標は?
    A.住宅設計士になりたい!!


    Q.なぜその目標に?
    A.建築士の父の働く姿に憧れて志しました。


    建築の面白さに気づきもっと深く幅広く学んでいきたい

    高校生の時に建設業を営む実家の手伝いをして建築に興味を持ち、仙台工科に進学しました。商業高校出身なので不安もありましたが、先生方が基礎からわかりやすく教えてくれます。また演習や実習も多いので知識や技術が体験的に身についていると感じます。将来は、住む人が「帰りたい」と思えるような居心地のいい家づくりをしてみたいです。

    斎藤 鈴音さん 秋田県/秋田市立商業高等学校 出身

カリキュラム

基礎製図

木造住宅の図面を手描きで作図します。

建築計画

建築計画の基本的な要素、仕組みを理解し、建物の成り立ちやこれからの建築計画の課題を学びます。

建築文化史

西洋建築や日本建築の歴史を学び、建築の成り立ちを理解します。

福祉住環境

高齢者や障がい者を理解し、住環境整備、設計時の配慮の必要性を学びます。

年間スケジュール

年間スケジュール

時間割例(1年次)

MON TUE WED THU FRI
9:00-9:45 建築構造Ⅱ 職業指導 建築計画Ⅲ 建築CAD演習Ⅱ
9:45-10:30 空間図法Ⅱ
10:40-11:25 情報処理Ⅱ 構造力学Ⅰ
11:25-12:10
昼休み
13:00-13:45 住環境設計 デッサン造形実習Ⅱ 基礎製図Ⅱ カラーコーディネート 表現技法Ⅱ
13:45-14:30
14:40-15:25
15:25-16:10

※上記時間割はモデルケースです。

専任教員からのメッセージ

  • 専任教員からのメッセージ
  • 基礎から丁寧に、初心者の方でも
    理解できるよう指導します。

    設計の仕事をするためには、製図だけではなく、計画・構造・施工・法律など、建築に関する幅広い知識が必要です。建築デザイン学科では、初心者の方でも十分に理解できるよう、これらを基礎からしっかり学びます。住宅や店舗、公共施設など、さまざまな建築物の設計課題に取り組みながら、クライアントの希望、イメージを具体的にする確かなデザイン力、また、クライアントがワクワクするような、個性的で魅力的なアイディアを提供できる力を身につけます。

    建築デザイン学科 教員 星野 直子

選択授業

自分の「なりたい!」に合わせて学べる選択授業

建築デザイン学科では、2年次から希望に応じて授業を選択。「インテリア系」「設計施工系」のいずれかをより専門的に学ぶことができます。

1年次後期に希望調査を行い、2年次から履修開始!

選択科目は2年次で実施します。1年次後期に希望調査を行い、インテリア系または設計施工系のどちらを履修するかを確定します。

どちらを選択しても建築士受験資格は取得可能!

選択科目のどちらを選択しても、建築士受験資格の要件には影響ありません。建築デザイン学科を卒業した段階で、一級建築士と二級建築士の国家試験が受験可能となります。ただし、一級建築士は国家試験合格後、合計4年の実務経験を経て免許登録ができ、二級建築士は国家試験合格と同時に免許登録ができます。

1年次

インテリア系・設計施工系を含む共通科目を履修

希望調査を実施

2年次

興味のある分野についてより深く学びます。

共通科目以外に、以下の系統どちらかの4科目を選択できます。

  • インテリア系


    住宅やマンション、店舗の改装などインテリアについてより深い知識を

    建築リフォームや内装コーディネートの基礎を学び、住宅やマンション、店舗の改装などに必要な知識を身につけていきます。カーテンや絨毯、家具などについてより深く学ぶことができます。顧客を想定した実践的なプレゼンテーション図面の描き方や、コーディネートボードの製作も行い、よりインテリア系の仕事がイメージできる内容になっています。

    フロー

    授業科目

    • インテリア概論
    • インテリア材料
    • インテリア製図Ⅰ
    • インテリア製図Ⅱ
  • 設計施工系


    試験内容に準じた模擬課題で確実に二級建築士へ近づく

    「建築意匠設計」と「建築構造設計」の模擬課顆として計画と作図の訓練を行います。いずれも二級建築士試験に準じた木造住宅課題・鉄筋コンクリート造課題・鉄骨造課題に適応した内容となっています。また、「建築実用CADI」と「建築実用CADⅡ」を行い、建築設計をより具体化させるためのスキルを身につけます。

    フロー

    授業科目

    • 建築実用CADⅠ
    • 建築実用CADⅡ
    • 建築意匠設計
    • 建築構造設計

2年間の集大成!自由なテーマで卒業制作に取り組みます!

卒業制作では、建築士の仕事の流れを経験することができます。住宅・商業施設・学校など、自由にテーマを設定し、オリジナリティー溢れる建築物の設計に挑戦します。

  • フロー
  • 在校生インタビュー
  • お客さまのご希望を
    叶えるプロになりたい


    住む人のことを想像しながらインテリアを考える

    授業では、60歳代の夫婦がお客さまという想定で、部屋のリフォームのプレゼンテーションボードをつくっています。お酒が好きなご夫婦を想定してバーカウンター付き、さらに明るい気持ちで過ごしていただきたいだろうと考え、全体のインテリアは北欧風をテーマに制作を進めています。課題では、自分がつくりたいものとお客さまに求められることの違いに難しさを感じます。そんな時は先生にアドバイスをいただき、お客さまの気持ちに対する想像力を働かせています。

    少人数だから、先生の知識や経験をたくさん吸収できる

    現場を知っている先生からのアドバイスにより、授業でも現実的なインテリアプランを考えることができます。選択授業は人数が少ないので、たくさん質問ができますし、先生は明るく言葉を濁さず、指摘したり褒めたりしてくれるので、成長につながります。現場に出た時に、お客さまの想いをカタチにするための知識として、色やテクスチャーの組み合わせのパターンを知り尽くし、「あなたに頼んでよかった」と信頼していただける人になりたいと思っています。そのために、二級建築士の資格取得もめざしています。

    中山 小春さん 福島県/福島県立福島工業高等学校 出身

  • 在校生インタビュー
  • 発想を広げ、カタチにするための
    知識を身につけたい


    発想を広げていくことが楽しい

    選択授業では、公衆トイレやコテージ、階段などの決まった課題に対して、どのようなものをつくるかプランニングし、プレゼンテーションをしていきます。1年次に学んだ設計や施工の知識をもとに、自由に発想を広げていけるところが楽しいですね。発想に行き詰まった時はクラスメイトとのディスカッションから刺激を受けたり、スマホで他の建築物を調べたりしてヒントを得ています。建築の構造や部材の使い方に関する知識が足りないこともわかったので、これから重点的に身につけていきたいです。

    施工管理もしっかり身につけたい

    実家が小さな家で8人暮らしをしていたので、自分の手で新しい家を建てたいと思ったことが建築士をめざしたきっかけです。最初に興味を持ったのは設計ですが、現場の人がつくりやすい設計をするためには施工管理を経験することも大切だと考え、就職先も大手の施工管理系の会社へ決めました。いずれは規模の大きな建築ができる一級建築士の資格を取得し、温泉施設や飲食スペースなど、幅広い年代の人に使っていただけるものをつくりたいです。

    渡辺 陵摩さん 山形県/山本学園高等学校(現 惺山高等学校) 出身