文部科学大臣認定「職業実践専門課程」
「道具」を使いこなし、匠の「技」を極め、職人をめざす
日本における木造住宅の主要な工法である『在来工法』と『2×4工法』の両方を学ぶことで、さまざまな現場に対応可能な建築技術を習得します。
1年次はのこぎり、かんな、のみなど、大工道具について刃物研ぎ等の基礎からしっかり学び、前期に在来工法で模擬住宅建築、後期は2×4工法の模擬住宅建築に挑戦。 2年次は在来工法で原寸サイズの2階建て模擬住宅も建築します。それぞれの工法での住宅建築の一連の流れを経験し、即戦力となる職人を育成します。
確かな大工技能の証「建築大工技能士」の合格者を多数輩出。また、設計や施工管理など、木造住宅の現場管理に必要な専門知識についても幅広く学びます。二級建築士は実務経験免除で卒業後、すぐに受験可能です。
在学中に2級・3級を受験可能。1級は実務経験2年で受験可能。(2級合格者)
実務経験免除で卒業後、すぐに受験可能。
実務経験免除で卒業後、すぐに受験可能。
2級は在学中に第一次検定受験可能。
合格すると2級建築施工管理技士補。
大道具の名称や手入れなどの基礎基本から学び、2年間で2種類の工法、3種類の模擬住宅に挑戦します。
2×4インチの断面を持つパネルを使った壁式構造で、床・壁・屋根で造った6面体によって建物を支える工法です。1年次後期はこの工法を用いて平屋建ての模擬住宅を建築します。
日本の木造住宅の8割を占める工法。柱や梁で組み合わせた骨組みを造って建物を支える工法です。1年次前期の「一坪ハウス」、2年次の「2階建て模擬住宅」はこの工法を用いて建築します。
建築工事も土地の測量図がないと始まりません。測量機器の操作や測定した数値の計算方法を学びます。
透視図を作成し、立体感覚を養います。
木造住宅の軸組(柱や梁などの主要な骨組)を計画します。
設計で欠かせないCADの操作方法を学び、パソコンでの図面作成を行います。
豊富な実習を通して先生方から学んだ高い大工技術とプロとしての心構え
ものづくりに興味を持ったのは、小学校の夏休みの自由工作で椅子や棚を作ったのがきっかけです。これを職業にしたら楽しいだろうなと思い、大工の道を志しました。仙台工科の魅力はなんといっても実習時間の多さ。技術だけでなく、製図や測量の知識も学べるのがいいですね。また、国家資格である建築大工技能士の試験対策も充実。基本をしっかり身につけることで、自信をもって社会に踏み出せると感じています。
建築の現場は、みんなが協力しないと成り立ちません。原寸サイズの2階建て模擬住宅を建てる「木造工作実習II」では班長を務めましたが、指示内容を正確に伝えたり班員をまとめるには、現場でのコミュニケーションがいかに大切かを学ぶいい経験になりました。卒業後は、大工としてハウスメーカーに就職します。住宅において、主に大工が手掛ける構造部分は、壁紙を貼ると隠れてしまいます。でも、見えない部分だからこそ、怠らず丁寧な仕事をすることで信頼される大工になりたいです。
鈴木 翔也さん 山形県/九里学園高等学校 出身
建物の用途とその特徴、設計に必要な諸条件や基準寸法について学びます。
古代エジプト建築から日本の現代建築まで、建築の歴史について学びます。
木造、RC造、S造など建物を構成する形成の特徴について学びます。
建物の用途に合わせた建築工事の方法や工程について学びます。
MON | TUE | WED | THU | FRI | |
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9:00-9:45 | 基礎製図Ⅰ | 建築CAD演習Ⅰ | 木造工作実習Ⅰ | 木造工作実習Ⅰ | |
9:45-10:30 | 空間図法Ⅰ | ||||
10:40-11:25 | |||||
11:25-12:10 | |||||
昼休み | |||||
13:00-13:45 | 情報処理Ⅰ | 建築計画Ⅰ | 木造工作実習Ⅰ | 建築文化史 | 木造工作実習Ⅰ |
13:45-14:30 | |||||
14:40-15:25 | 建築構造Ⅰ | 建築材料 | |||
15:25-16:10 |
※変更になる場合があります。